現代語訳　信長公記天理本首巻

知られていない信長が描かれた
「天理本・現代語訳」発売

天理大学附属天理図書館所蔵の信長記、いわゆる「信長公記天理本」の
若き信長を描く首巻部分を、初めて現代語訳して刊行！

古い形態を留めた信長記といわれる天理本。尾張時代の若き信長の活躍を描くその首巻には、桶狭間合戦の前に酒宴が開かれた話、大高城の南にも手勢が配置された話など、知られている信長公記には書かれていない話がたくさん載っています。

そこでこの天理本の首巻の翻刻（愛知県史資料編14）を掲載し、それを初めて現代語に訳しました。併せて最新の研究結果を反映した訳者による注釈をのせ、さらに桶狭間合戦の謎を解く今までにない新説など、徹底した信長公記の読み込みから導き出された概説を掲載しており、一般の方から研究者までが読んでいただける本としました。

現代語訳　信長公記天理本首巻

内容紹介

本文は概説、現代語訳、翻刻、脚注、補注で構成されています。
また以下のように訳者による新説も提示しています。

第一章　桶狭間の戦い以前

第一節　信秀の時代
信長の父信秀が活躍する時代の話。美濃国の内乱と和平、西三河進出と一度しかなかった小豆坂合戦、犬山衆謀反の真相、など信秀の戦いの新説を提示。

第二節　信秀死後の物語
家督を継いだ信長のエピソード。有名な抹香投げは葬儀ではないという新説を提示。

第三節　信長の尾張統一戦争
信長の様々な戦いの記録。赤塚の位置比定、三河梅ケ坪攻めの時期など新説を提示。

第二章　桶狭間合戦

今川義元は大高城に泊まった、前日清洲城で酒宴が催された、漆山から桶狭間へ移動する義元を攻撃する信長、など画期的な新説を提示。

第三章　美濃攻めから上洛まで

第一節　上洛とその頃の逸話
初上洛時の暗殺騒動の解説。

第二節　美濃斎藤氏・斯波氏、岩倉織田氏
斎藤義龍、斯波義銀、岩倉との戦いの話。義銀と吉良の会見の新説を提示。

第三節　美濃国・犬山との抗争
西美濃に進出した信長は、上洛への道を確保したいだけで領土的野心はなかったという新説を提示。

対象年表
定説とはかなり異なる年次比定の年表

本文ページ例

ご購入方法

愛知県史掲載の翻刻と現代語訳・注釈で構成
A5判・並製・264ページ　定価　本体1,800円（税込 1,980円）

好評発売中！
お求めはデイズの通信販売、電話（052-711-1200）、またはamazonで。

ご注文は郵便振替とクレジットカード払いに対応しています
郵便振替は本を先にお送りし、到着後、同封の郵便振替用紙を使って郵便局で代金（税込1,980円）をお支払い頂く方法です。到着後、郵便局へ出向いて代金をお支払いください。※振替手数料203円（ATMの場合は152円）が別途必要です。
クレジットカード決済の場合は、手数料も送料も必要ありません。